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富山インド協会


2016年 活動報告

交流促進へ決意新た 定期総会・懇親会

 富山インド協会は6月8日、2016年度定期総会・懇親会を富山市のANAクラウンプラザホテル富山で開きました。2015年12月に着任したスジャン・R・チノイ駐日インド大使を迎え、会員らが富山とインドとの関係強化に向けて決意を新たにしました。併せて講演会も開き、インドへの企業進出の現状や、富山県とインド・アンドラプラデシュ(AP)州との交流について理解を深めました。

新会長に板倉氏

 総会では、河合隆会長の退任に伴い、新会長に板倉均北日本新聞社社長を選任しました。板倉会長は「両国の関係はさまざまな面で深まっている。協会として今後も交流促進に努めたい」とあいさつ。富山県の寺林敏副知事が祝辞を述べました。

 本年度の事業として、インド文化講演会を富山市で開催することを決めました。所属団体・企業の異動などに伴う協会役員の交代もありました。

チノイ駐日インド大使「関係強化に努める」

 総会に出席したチノイ大使は、「2011年の富山インド協会設立以降、富山とインドは特別な関係にある。大使として、この関係をさらに深めていけるよう努力する」とスピーチしました。

 チノイ大使は、インドのモディ首相が進める経済政策に触れ「インド政府は日本からの企業進出や投資の拡大を最優先事項に位置付けている」と説明。日本の技術や資本力と、インドの若く優秀な人材、巨大な国内市場が相乗効果を生み、互いに大きな利益となるはずだと指摘しました。こうした観点から、両国の関係強化には大きな可能性があり、経済だけでなく、文化などさまざまな面で結び付きを強めていきたいと呼び掛けました。

 初めて訪れた富山の印象については「北陸新幹線の車窓から、美しい海や山々が見えた。自然豊かな素晴らしい地域だ」と述べました。

会員ら和やかに歓談

 懇親会では、会員らがチノイ大使を囲み和やかに歓談しました。協会名誉顧問の石井隆一富山県知事は、同県がインド・AP州と結んだ友好協定に触れ「協定を機にさらに交流を深めてほしい」と祝辞。協会副会長の水口昭一郎立山科学グループ会長の発声で乾杯しました。

 出席者は長く友好関係を築いてきた日印の交流の歩みを振り返るとともに、さらなる発展の可能性について語り合いました。協会副会長の野村正也北陸電気工業相談役が中締めのあいさつをしました。

 引き続き役員夕食会が開かれ、協会参与の髙木繁雄県商工会議所連合会長があいさつ。同じく参与の比良竜虎在日インド商工協会理事長の発声で乾杯し、懇親を深めました。

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