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富山インド協会


2017年 活動報告

交流の輪拡大に意欲 定期総会

 富山インド協会は6月6日、2017年度定期総会・懇親会を富山市のANAクラウンプラザホテル富山で開きました。在日インド大使館のアミット・クマール首席公使を迎え、会員らが日印両国の経済・文化交流の輪をさらに広げていくことを確認しました。併せて講演会も開き、富山県とインド・アンドラプラデシュ(AP)州との交流について理解を深めました

秋にインド文化関連事業

 総会では、富山インド協会長の板倉均北日本新聞社長が「今年は日印文化協定の発効から60周年の節目にあたる。当協会としても富山とインドのさらなる交流促進に努めたい」とあいさつ。富山県の山崎康至副知事が祝辞を述べました。

 本年度事業として、インド社会や文化に理解を深める催しを今秋開催することを決めました。任期満了に伴う役員改選もあり、新役員として、参与に林正之氷見市長と薄田賢二不二越社長、理事に村上渉田中精密工業取締役常務執行役員、監事に上野和博県商工会連合会専務理事を選びました。

クマール首席公使「関係強化に努めて」

 クマール首席公使は総会のスピーチで、仏教伝来に始まる日印友好の歴史について言及。2000年には「グローバルパートナーシップ」を結び、民主主義国家として価値観を共有するとともに、戦略的協力関係を築いていると紹介しました。

また、著しい経済成長を遂げるインドは、高い技術力を持つ日本企業にとってふさわしい投資先だと述べ、「日本が人口減少や高齢化で人手不足になる中、インドの豊富な労働力を生かすこともできる。富山の優れた製薬会社や電子部品メーカーも、インドに目を向けることでチャンスが生まれるだろう」と呼び掛けました。

 富山インド協会のさまざまな活動にも触れ、富山県とAP州が交流協定を締結するなど、多くの成果が出ていると評価。「今後も両国の関係強化に向けた役割を果たしてほしい」と期待を込めました。

会員ら和やかに歓談

 懇親会では、会員らがクマール首席公使を囲み和やかに歓談しました。協会副会長の川村人志高岡商工会議所会頭は「日本とインドが関係を強化することは相互の国益にかなう。地方でも幅広く交流していきたい」とあいさつ。協会名誉顧問の石井隆一富山県知事は、同県がAP州と一昨年に結んだ友好協定に触れ、「経済発展が目覚ましいインドと日本、富山との関係はこれからますます重要になる」と祝辞を述べました。

 出席者は長く友好関係を築いてきた日印の交流の歩みを振り返るとともに、さらなる発展の可能性について語り合いました。協会参与の大田弘熊谷組相談役が中締めのあいさつをしました。

 引き続き役員夕食会が開かれ、協会参与の髙木繁雄県商工会議所連合会長と協会副会長の水口昭一郎立山科学グループ会長があいさつ。同じく参与の比良竜虎在日インド商工協会理事長の発声で乾杯し、懇親を深めました。協会副会長の杉野太加良スギノマシン社長が中締めを行いました。

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